【指導方針】 心技体の充実

故寺田精之先生(十段)は「合気道において心の稽古が一番大事なのだ」と常々おっしゃっておられました。「そもそも徳のある人はトラブルに巻き込まれない、挨拶もろくにできない者がトラブルに巻きこまれてしまう」ということです。

(1)徳を備えた人となるよう導くこと。

①十の心

強制はしませんが、「門前の小僧、習わぬ経を読む」のとおり、自然と覚えてゆきます。

でも、覚えるだけではだめ。その意味を理解し、日常生活でその言葉を使えるよう導きます。

親が一緒になって覚える家庭の子は早く身に着き、それを実践することもできるようです。

十の心

十の心を暗誦する子供たち

十の心を暗誦する子供たち

一人のリーダーに続いて皆が復唱します。

この「十の心」は大相撲東関部屋の稽古場に掲げられており、稽古の最後に皆で読み上げるのだそうです。(元関脇高見山が師匠をしておられたときに始めたそうです。)

②自然と挨拶ができるような環境作り

親、学校の先生以外の一般部の大人たちとの接触を通じ、大人たちも子供たちに挨拶し、子供が大人にも自然に挨拶できるよう図ります。

黙想

黙想

先生に礼

先生に礼

③縦の社会

 少年部の子供たちはみな兄弟姉妹。小学校6年生をリーダーとした縦の社会があります。

 中学生は小学校低学年以下の下級生の面倒を見る務めがあります。

 以下の動画は下級生(青帯)の受けを取る中学生(橙帯、黄帯)

 
(2)目標のために集中して努力する力、新しいことに挑戦する勇気を持つよう導くこと。

①年数回開催される演武大会参加と審査

 
子供の成長にとって、演武大会、審査での成功という目標を目指してときに集中して努力し、その大会、審査で集中して演武し、大勢の人から拍手を受ける成功体験が大切と考えています。

 
②子供が自ら新しいことに勇気を持って挑戦するよう背中をそっと押します。

 
誰でも最初はやったことのない運動や受け身はできません。怖いと思ってあたりまえ。そのハードルの高さも子供たちによって違います。でもハードルを超えた時の笑顔の素晴らしさ。

 
皆の前で十の心を一人で暗誦する挑戦もあります。

過去の演武会

演武会

演武会へ向けた稽古

演武会へ向けた稽古

審査

審査

審査

審査

(1)事故から自分の身を守るための受け身を身につけること。

 上級者はコンクリートの上で受け身ができるよう目指します。

 コンクリートとの接触時には、頭だけでなく肘を打たないようにし、

 掌で地面を叩かず、衝撃を抑え丸く受け身を取れるよう目指します。

 *見学に来られたら仮に入門しなくても最低限身につけておくとよい受け身をご紹介します。

 畳上跳び受け身

 上級生は大人の馬を跳び越えて受け身ができるよう目指します。

畳上跳び受け身

(2)同級生などの小競り合いから自分の身を守る術を身につけること。

 手首をつかまれた時は掌を水平にして肘を前に出すように回転させ相手の手をはずします。

 胸をつかまれたとき、手首をつかまれた時、体の回転運動で相手の手をはずします。

*悪意を持った大人からの護身術ではありません。

(3)上級者は大人に対しても自由に技を繰り出す演武を目指すこと。

 

 

(1)基礎運動能力の向上

今の子供たちは公園や芝生の上で遊ぶ経験が少なく基礎体力、基礎運動能力が成長していない場合があります。週一回では基礎体力を向上させることは容易でありませんが、それでも畳の上でできるようになることは向上への引き金になるかもしれません。

馬跳び

馬跳び

跳んでいるのは幼稚園年長

ハイパー馬跳び

ハイパー馬跳びは大人が2人並んで作った馬を跳びます。

数ヶ月前まで馬跳びを知らなかった小学校低学年の子が挑戦します。

 小学生低学年の子が畳の山をよじ登り跳び下ります。

 初め怖がっていた子が畳を少しずつ高くすることでできるようになってゆきます